長崎県東彼杵郡波佐見町の認知症対応型共同生活介護施設（グループホーム）｜グループホームひだまり

お世話になっております。

本日10時30分から、行政担当者・自治会長・民生員・地域住民代表・ご家族・施設関係者合わせ11名で97回目となる運営推進会議を行いました。

施設の活動報告をした後に、今回のメインテーマである『もし、自分が認知症になったら困る事！』を各々意見を頂戴し、目先にある課題について一緒に考えてみました。

やっぱり一番意見が多かったのは『主たる移動手段である車に関して、免許証が認知症になると返納しなくてはならない』というのが上がりその通りだなぁーと思う反面、田舎ならではの課題だなぁとも思いました。

次に多かったのは行政手続き等の手続きが複雑な為、認知症になった場合にどうしたらよいかきっとわからないという内容。

それについても同意出来ました。

また親戚の方々にサポートはしてもらえるだろうが、一線踏み込んだ「金銭的な事や、大きくプライバシーにかかわる部分」については双方の配慮があり介入してもらいにくいしお願いもしにくいとの内容で、一定の信頼関係の下で成り立つ事項なのでそういった部分も現実的だなぁと感じました。

皆さんの意見を聞いて想定外の流れになってしまいましたが、まず初めに私が思った事でACP（アドバンスケアプランニング）という考え方でしたのでうちの施設がある自治体でも『人生の花道ノート』がある事を伝え、『元気なうちから今の気持ちを綴っておくことが重要』とのお話をさせていただきました。

また当人だけではなくご家族様やご親族様が、認知症になってしまった場合に相談先として『認知症伴奏型事業ひだまり』の事もしっかりお伝えさせてもらいました。

これからいかに共生社会を現実的にしていくか？認知症の中核拠点として『今やれることをコツコツと』頑張っていきたいと思いました。

施設長　村岡